在宅ワークの増加や学習時間の増加に伴い、「もっと部屋を明るくしたい」と感じている方は多いでしょう。
明るさをアップするためには照明器具を買い、手元を照らすことも解決策の1つですが、電気工事で素敵なライトを付けることもおすすめです。
今回の記事では,電気工事で明るさを増やす方法を解説します。
明るさを増やしたい!照明を増やす方法とは
近年社会情勢の変化により、在宅で仕事をされる方や、学校や塾などの学習機会を自宅でこなす方が増加しています。
在宅での作業は出かける必要がなく、大変快適です。
しかし、これまで室内の明るさに不便さを感じていなかった方も、不満を持つ機会が増えてしまっているのです。
手元が薄暗く見える、照明数に物足りなさを感じる、などの不満を抱える方が多くなっています。
では、室内に明るさを増やすには、一体どのような方法があるでしょうか。
明るさを増やす方法は大きく分けて2つ挙げられます。
1.手元用のライトを購入する
明るさを増やしたい場合には手元用ライトを購入する方法が挙げられます。
デスクライト、スタンドライトなどの名称で販売されている製品です。
オシャレな形状のものも多く、インテリアとしても効果的なライトです。
壁に付けられる簡易的なライトもあり、ちょっとした手作業やパソコン操作の補助にも役立ちます。
手元用のライトのメリットは2つあります。1つは大掛かりな工事は不要なことです。
壁や天井に配線をする必要がないので、ライトを買えば解決します。
2つ目は移動できることです。
手元用ライトは軽くて小さいものが多いため、持ち運びができます。
作業場所に応じてライトを持ち運べるので、利便性が高いのです。
しかし、デメリットもあります。
手元用ライトは照らせる範囲が小さく、室内全体に明かりを増やす効果としては物足りないのです。
そこで、次の方法も考えられます。
2.電気工事でライトを追加する
電気工事は簡易的なライトの追加とは異なり、天井や壁に配線工事を行うことで照明器具を固定する方法です。
この方法なら、現在の照明器具より広範囲を照らすための改変工事も可能であり、新たに照明を新設することもできます。
電気工事は電気工事士が行う必要があるため、資格を持たない一般の方が実施することはできません。
電気工事でライトを追加するメリットは2つ挙げられます。
まず、1つ目は天井や壁などに直接取り付ける工事を行うため、部屋全体を明るくすることが可能です。
2つ目は照明本体を工事で変えられるという点です。
元々のシーリングを別のタイプに交換したり、ダクトレールを撤去し大型の照明に変更したりと、いろいろな工事を行うことができます。ただし、デメリットとしては簡易的なライトを購入するよりも費用は高くなる、という点です。
照明器具本体だけではなく、電気工事会社に費用を支払う必要があります。
費用の面では負担が大きくなるので注意が必要です。
電気工事の費用はどの程度?
天井や壁に電気工事を行う場合には、一体どのぐらいの費用がかかるのでしょうか。
ライトの工事に関してはよくある工事内容であり、1つのライトにつき一般的には数時間程度あれば十分に完了します。
電気工事の費用はおおよそ2万円以下を見ておけば十分と思われますが、配線やスイッチの増設なども行う場合には費用が加算されます。工賃自体の平均的な推す場は5千円~1万円程度とされていますが、業者によって異なります。
気になる費用に関しては、見積もりを複数取得するなどの方法で、確認を行うことがおすすめです。
なお、電気工事については先に触れたように、電気工事士の資格が無ければ携わることができません。
費用が気になっても、安心できる業者に任せることが重要です。
コンセントやスイッチの数も見直そう
ライトの新設や交換の電気工事を依頼する場合、併せてチェックしておきたいことが2つあります。
それは、コンセントやスイッチの数です。
まず1つ目はコンセントです。
近年OA機器を自宅で使う方が増加しており、コンセント周りがタコ足配線状態になっている場合があります。
タコ足配線は火災のリスクが上がってしまい、大変危険な状態です。
ライトを増設する際には、不便さを感じているコンセントについても増設をご検討されることがおすすめです。
2つ目はスイッチです。
ライトを新設・増設する際にはオン・オフをしやすいスイッチへと交換をすることもおすすめです。
玄関や屋外にもライトを増設する場合、屋内でオフにしやすい場所にスイッチを設けておくこともおすすめです。
わざわざ外に出てオフにする必要がなくなり、利便性も高まります。
せっかく電気工事を業者に依頼する場合には日常生活に不便さを感じている部分も一気に改善しましょう。
電気工事は不要と思っても、まずは相談がおすすめ
電気工事が要らない照明器具の設置も可能です。
近年は電気工事に関するブログやサイトも多く、DIYで手頃に工事を行いたいという方にとっては便利な情報が広がっています。
しかし、スイッチを触ったり配線に影響する工事は、電気工事が欠かせないと言えるでしょう。
電気工事の知識を持たずに無理矢理工事をしてしまうと、配線ミスや火災リスクなどが上がってしまいます。
適切な電気工事は住まいを守る秘訣なのです。
この照明器具なら電気工事は不要かな、と思ってもまずは電気工事士や業者に相談をすることがおすすめです。
不要と思っていたら、本当は必要だった、というケースも多くなっています。
また、電気工事は簡単そうに作業をしているように見えますが、作業者は服装にも注意を払っています。
絶縁用の衣服を装着し、手袋なども活用します。こうした重装備を重ねたうえで、ブレーカーを落として作業をしているのです。
いかがでしょうか、ここまでの装備を用意しなければ、電気工事は大変危険なのです。
電気工事はだからこそ、大変難易度の高い資格制度が導入されているのですね。
もちろん、電気工事の資格をお持ちの方なら、ご自宅のライトやコンセントに関する工事が可能です。
この記事をきっかけに、電気工事の重要性を知っていただけたら幸いです。
まとめ
今回の記事では近年ご要望の多い、電気工事を使ったライトの新設や増設に関して詳しく解説しました。
電気工事によるライトの増加は手元用の照明器具を購入するよりも費用は高くなる傾向がありますが、室内全体を明るく照らすことができるので大変便利です。
また、電気工事を依頼する際には、併せてスイッチやコンセントを見直すこともできます。
ぜひ、この機会に便利な電気工事をご活用ください。