ガレージに電気工事を施す方法とは?費用もあわせて解説

日常生活の中でもっとガレージを活用出来たらいいのに、と考える人は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ガレージに電気工事を行うことで作業スペースとして有効活用できます。

では、電気工事をガレージに施すにはどうすれば良いのでしょうか。
この記事にて費用なども含めて詳しく解説します。

 

人気のガレージの活用方法とは?

車やバイクを保管することで知られるガレージですが、実は「大人の遊び場」として人気が高まっていることはご存じでしょうか。

テレビの人気タレントたちが自宅のガレージを遊び場として公開するなど、ガレージ活用はにわかに脚光を集めています。

自慢の車を楽しくカスタムするスペースとしても使うことができるほか、ちょっとした大人の休憩所として活かす方法もあります。

ネット上にもユニークなガレージがたくさん紹介されているので大変刺激的ですよ。

住宅内のスペースにはすでに限りがあり、パパやママの遊び場が確保しにくい場合には思い切ってガレージを有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

ガレージを有効活用するには電気が必要

本来は車庫としての機能であるガレージですが、趣味としてのスペースを有効活用する場合には、電気の存在が欠かせません。

ガレージを快適に使うために電気工事の実施が必要な場合があります。
特にガレージ内に光が差し込まない場合には、作業がとっても不便ですよね。

しかし、ガレージ内の電気工事はたとえご自宅の設備であっても自身で行うことは禁物です。
電気工事の実施は法律でルールが定められていることをご存じでしょうか。

コンセントの位置を拡充したり、配線工事を行ったりする必要もあるため、「電気工事士」による電気工事が必須です。

では、次にガレージへの電気工事について具体的に解説しましょう。

 

電気を引き込む方法とは

ガレージに現在電気が通っていない場合には、電気を引き込む工事が必要です。
電気を引き込むには2つの方法があります。

まず1つ目は直繋ぎと呼ばれる方法です。
この方法はご自宅の分電盤から電気を引き込む工事です。

ガレージを明るく照らすために200v以上を使う場合には直繋ぎの方法が必須となります。

もう1つの方法は分枝です。
この方法は配線を分けて与えるだけのため、直繋ぎよりも施工費用は安くなります。

 

簡単な電気工事だけなら数万程度で可能

電気工事だけの場合なら、直繋ぎや分枝のいずれであっても数万の範囲内で工事が終わります。

直繋ぎの方が分電盤に係る工事作業があるためやや費用は高めですが、それでも2万円程度~3万円程度の範囲内で終わることが一般的です。

しかし、ガレージを作業スペース化する場合に照明に関する工事など合わせて行う場合には別途費用が必要です。

例えば蛍光灯の設置やダウンライトをたくさん配置する、など照明工事の内容によって費用は大きく左右されるほか、スイッチの増加やコンセントの増加にも電気工事に費用は左右されます。

ガレージを使いやすくするためには色んな電気工事はもちろんのこと、リフォームもしたくなりますよね。

まずは予算を設定してから具体的な工事を決めても良いでしょう。

 

ガレージ内にブレーカーを設置できる?

ガレージの中で電気を快適に使うには、ブレーカーを新たにプラスする方法もおすすめです。
家庭とは別にブレーカーを付けることで両建物ともに安定して電気を使うことができます。

配線にともなう工事に数千円程度をプラスしておくことで、ブレーカーをプラスすることができるので、是非ご検討ください。

ブレーカーの設置ももちろん電気工事士への依頼となります。
設置場所などに関しても是非電気工事士のアドバイスを受けてみてください。

 

電気工事の中で資格無くできる工事はあるの?

ガレージの規模によっては非常にコンパクトなスペースであるため自分で電気工事を検討する人もいらっしゃるのではないでしょうか。

電気工事に関してはコンセントの修理や配線に関する工事などが動画サイトなどでも公開されており、観ているとつい自分でも挑戦したくなるかもしれません。

しかし、先に触れたように電気工事に関しては国家資格である「電気工事士」による工事が必要です。

では、電気工事の資格が無くてもできる工事はあるのでしょうか。
結論から言うと、わずかですが電気工事士の資格が無くてもできることはあります。

早速ご紹介しましょう。

 

電気工事士じゃなくてもできることをご紹介

電気にまつわるほとんどの工事は電気工事士の作業範囲内に収まるのですが、無資格でもできることもあります。例としては以下のとおりです。

・軽微な工事に該当するもの
電気工事士の資格が無くてもできる工事に関しては、「軽微な工事に該当するもの」と呼ばれています。
軽微な工事とはヒューズ、ブレーカーで600v以下にて使うものや、インターホンの工事、ソケットなどの受け口に関する600v以下の工事も該当しています。

その一方で、コンセントや配線はたとえ自宅のガレージであっても法律により電気工事士による工事が求められています。
参考までに自分でできる電気工事士に線引きを設けるなら、配線、壁への取付や壁内部への配線などは一切ご自身で工事をすることはできません。

「できそうだな」とネット上の情報を見て思っても、ご自身でチャレンジをすることは大変危険ですのでやめておきましょうね。

 

ガレージを電気工事でもっとおしゃれにするには

ガレージの汎用性は近年新型コロナウィルスをきっかけに注目が高まっています。
自宅のガレージを快適に変えていくことで使えるスペースが増えることは楽しいですよね。

バーベキューなどの際にガレージを上手に活用できる方も増えているのではないでしょうか。

電気工事でもっとおしゃれにしていくためには、LEDによる照明工事やある程度の工具や家電を動かせるコンセントを付けることで使い心地が格段に上昇します。

また、近年コンセント設置の需要が高まっていますが、その背景には電気自動車の普及も挙げられます。

エコ意識の向上により電気自動車の需要が高まっていますが、ガレージにコンセントがないと充電ができないため、追加工事を求める人が増加しているのです。

現在はガソリン車にお乗りの場合でも将来的に電気自動車を検討している場合には、充電も踏まえてコンセントを作ると良いでしょう。

 

まとめ

この記事ではガレージに電気工事を施す方法に関して詳しく解説しました。

自宅内とは違い、秘密基地のような遊び方ができるガレージは、今後もっと使い方の汎用性を追求できるのではないでしょうか。

将来的に必要となることも考えながら、コンセントや配線の工事を電気工事士や電気工事会社に依頼してみてくださいね。